
京都市立芸術大学は創立130年を超える、日本でもっとも長い歴史と伝統を持った芸術大学です。美術学部と音楽学部があり、芸術を学ぶ若い才能が集まります。これまでにもすぐれた芸術家やデザイナー、教育者を多く輩出してきました。
歴史もあって、レベルの高い大学だから?それもありますが、実はもっともっと大切なこと。
京都芸大の入試では、すべての分野に共通する基礎的な造形力や美感を問われます。具体的には描写・色彩・立体の三本柱になっています。描写4時間・着彩描写3時間・色彩表現3時間・立体表現3時間、これらを3日間に渡って実施します。2013年度より、描写4時間、色彩表現3時間、立体表現3時間へと変更になりました。
他の芸大では、油画科では油彩画を、デザイン科では色彩構成を、というように専門性が入試内容に含まれます。京都芸大では、入学試験の段階で専門性を問うのではなく、すべての科に共通する基礎的な造形力や美感を問われます。
ちょっと幼い頃の事を振り返ってみましょう。絵をかいたり、色で遊んだり、立体を作ったり、、、美術教育の現場ではこの三つの事を必ず取り入れていますね。美術を学ぶ上でどれもが非常に大切な力です。だからこそ美術を志そうと思っている受験生のみなさんには、ぜひ京都芸大にチャレンジして、この力を身につけて欲しいと思っています。
京都芸大では美術学部内で全科同じ内容の試験が出題されます。描写、色彩、立体のそれぞれ250点満点にセンター試験の得点を合わせて合否が判定されます。
合格のボーダーラインは大体6-7割と考えられています。美術・工芸科は実技750点+学科500点、デザイン科では実技750点+学科700点の合計点で計算します。
合格ボーダー点が750点だった場合、実技3課題満点(750点)を取れば実技だけでの合格も可能ですが、京都芸大での採点は私立大学の採点より厳しく付きます。例えば私立大学での200点のデッサンが京都芸大では100点以下という場合もありますので、実技での得点に全て頼るというのは現実的ではありません。
合格者の多くは、実際には学科400点前後+実技350点前後という内訳になるケースが多くなります。実技で平均6割の得点までを確実に取り、学科とのバランスを取って行く事が理想です。
京都芸大を目指す場合は実技同様しっかりと学科の勉強をしていきましょう。学科が不安な方には提携校である個別指導学習塾TACTにて、学科をサポートしていきます。
実技試験は出題の意図にこたえた作品が、高得点につながっています。そのためには描写、色彩、立体をバランスよく学びながら、基礎的な力をしっかり身につけましょう。たしかな基礎力をもとに、応用、実践へと展開していく事が大切です。得意な分野を伸ばしながら、出題に応じて柔軟に取り組みましょう。
